振り袖被害2億円超か=「はれのひ」、仕入れ業者にも未払い

振り袖のレンタルや着付けを手掛ける「はれのひ」(横浜市)が突然営業を停止し、成人式で晴れ着を着られない女性が続出した問題から、15日で1週間。 店舗がある横浜市や東京都八王子市など7市に寄せられた相談は、12日までに709件、契約額は約2億2707万円に上り、被害はさらに膨らむ恐れがある。捜査当局は詐欺容疑も視野に、経営実態の解明に向け情報収集を急いでいる。

問題発覚は8日。着付け会場となった横浜市港北区のホテルに着付師やスタッフが現れず、八王子市の店舗も閉鎖。新成人の女性ら約100人が成人式への出席を取りやめるなどし、交番に駆け込む人もいた。信用調査会社の東京商工リサーチによると、2016年9月期時点で、はれのひの負債総額は6億1000万円に上っていたことが判明。無理な店舗展開で人件費や賃貸料などコストが膨らんだとみられる。取引先の着物卸関係者は「晴れの舞台を台無しにしてしまい、娘さんたちに申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と話す。

被害は新成人だけにとどまらない。着物や小物を仕入れていた京都市の卸会社3社への未払いは、合わせて数千万円に上る見込みだ。ある会社は「風評で未収金以上の被害が出る恐れがある」と詳細は明かさないが、早い所は2015年ごろ未払いが始まったという。 着付け会場として昨年2月に予約された横浜市港北区のホテルへも、部屋の使用料約100万円が支払われていない。昨年12月27日に下見に訪れた社長の男性(55)に、ホテル側が支払いを求めたが、返答はなかったという。

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