「弱者」が追いやられる韓国社会、その背景にあるものとは?

2018年1月12日、韓国日報は、韓国社会の「歪んだ怒り」が女性や子ども、障害者など弱者を追いやっているとし、その実態について報じた。 韓国では最近「ノーキッズゾーン」と呼ばれる子どもの来店を禁止する店舗が増えている。そのため、子どもを持つ母親らからは「普段から公共の場では(子どもの行動に)注意を払っているにもかかわらず、子どもを連れていける場所がない。子どもを育てること自体が罪なのか」など悲痛な声が上がっているという。

また、障害者への風当たりも厳しい。視覚障害1級のキムさんは最近、ソウル地下鉄のホームで道に迷ってしまい通行人とぶつかってしまったという。しかし相手は謝罪はおろか「目も見えないのに歩き回って」とキムさんの杖を放り投げたというのだ。キムさんは「日常生活でよくあること」と話す。 その他にも、性的少数者には「存在だけでわいせつ」というレッテルが貼られているという。00年に始まった性的少数者のイベント「クィア祭り」では、毎年反対団体の妨害に悩まされているそうだ。

これを受け、記事では「韓国社会の歪んだ怒りは特に弱者を追いやっている」と伝えている。「私の方が大変」「私の方が何も持っていない」という自分勝手な心から生まれた怒りが「嫌悪」に変質、弱者であるほど強力に押しやり「排除すれば自分の権利や平和を守ることができる」という悪習性の対象が障害者や性的少数者、子どもなどに拡大しているというのだ。 その例として挙げられているのが「『ノーキッズゾーン』はあるも『ノー酔っ払いゾーン』はない」という現状。迷惑行為はカフェで騒ぎ回る子ども、飲食店の椅子で赤ちゃんのオムツを交換する母親だけではない。これに劣らず「頼んだコーヒーと違う」と騒いだり、テーブルに吐いたりする酔っ払いもいる。それなのに「弱い」というだけで制限されるのは女性や子どもだけというのだ。

This entry was posted in 未分類. Bookmark the permalink.